Milvusって何?
FAISSは「ライブラリ」で、サービス化やメモリ管理は自分でやります。Milvusは「データベース」——ベクトル専用に設計されたオープンソースのDBです。普通のDBと同じようにベクトルを保存し、インデックスを作り、検索する。そのうえ分散拡張や永続化といった本番環境特有の面倒も引き受けてくれます。FAISSとの違いは?
FAISS:検索ライブラリ低レイヤ寄り。インデックスとアルゴリズムはくれますが、サービス化・永続化・拡張は自分で。自社システムへの組み込み向き。
Milvus:完全なベクトルDB
ストレージ、インデックス、クエリインターフェース、レプリカ、水平拡張を同梱。独立したサービスとしてすぐ使えます。
主な機能
複数のインデックスIVF、HNSW、PQなど複数の近似最近傍インデックスを内蔵し、速度と精度を用途に応じて調整できます。
ハイブリッド検索
ベクトルで「一番似ているもの」を探しつつ、スカラーの絞り込みも重ねられます。たとえば「似ていて、価格100ドル未満の商品」。
水平スケール
データや同時接続が増えたらノードを足して拡張でき、数十億ベクトルを支えます。
永続化と一貫性
データはディスクに書かれて復旧可能。一貫性レベルも調整でき、本番で安心です。
向いている場面
「ベクトルが中心」の本番システム全般です。RAGのQ&A、レコメンド、類似画像検索、意味検索、重複排除、リスク管理。要するに、FAISSベースのサービスを自前で組む代わりにMilvusを使い、本来の業務に集中できます。まとめ:Milvusは「ベクトル界のデータベース」。大量のベクトルを保存し、高速に検索し、分散拡張もできる、本番RAGの定番の土台です。
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