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📚AI
事実と概念を蓄える

セマンティック記憶

セマンティック記憶は、場面から切り離された事実や概念——定義・ルール・常識——を蓄えます。AIの「知識庫」であり、体験を記すエピソード記憶と補い合ってエージェントの長期記憶を形作ります。

セマンティック記憶って何?

心理学では、セマンティック記憶は「事実」の記憶を指します。「水は凍る」「パリはフランスにある」——いつ覚えたかは関係ありません。AIでは、エージェントが持つ事実の知識や概念——定義・ルール・常識・専門知識——を蓄えるのがセマンティック記憶です。

エピソード記憶と対になる

セマンティック記憶は「何か」
特定の場面から離れた、安定した知識。「経費には領収書が要る」はどこでも成り立ちます。
エピソード記憶は「何が起きたか」
時間と状況を伴う体験。「先週、領収書がなくて経費申請が戻された」——一方は知識、もう一方は体験を担います。

どこから来て、どう保存する?

出どころはいろいろ
人が入力したルール、文書から抽出してモデルが整理した知識項目など。
よく使うのはベクトルデータベース
知識をベクトルにして「意味の近さ」で検索。「返金の方法は?」と聞くと、言葉が違っても「返金ポリシー」を呼び出せます。

何を解決する?

セマンティック記憶がなければ、エージェントは答えるたびに「常識を忘れ」、言うことがぶれる可能性があります。あれば、安定した知識の土台ができ、ルールを一貫して守り、正しい概念を引用できます。毎回その場しのぎではなく。

まとめ:セマンティック記憶はAIの「知識庫」で「何か」を覚えます。エピソード記憶は「何が起きたか」を覚える。二つそろって完全な記憶になります。

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