✨ 概要
Dia(ダイア)は、Arc を手がけた米 The Browser Company が開発する AI ファーストブラウザーです。Arc の後継と位置付けられており、同社は 2025 年 5 月に Arc の積極的な開発を停止し、Dia に注力する方針を示しました。2024 年 12 月に初公開、2025 年 6 月に Arc ユーザー向けの macOS ベータ版を配布、2025 年 10 月 8 日に一般公開して招待制を終了しました。
現時点の制約を先に書いておくと、対応プラットフォームは macOS のみ。Apple M1 以降のチップと macOS 14 以上が必要で、Windows 版はまだありません。

⚡ 主な機能と特徴
Dia の特徴は、タブの列ではなく「会話」を画面の中心に据えた点です。具体的には次の機能があります。
- Skills システム:要約、ファクトチェック、閲覧履歴の分析、アウトライン作成、計画、学習、文章作成、コーディングなど、標準搭載のショートカットスキルと自作スキル。
- タブメンションと添付:AI への質問で、開いているタブを @ で参照したり、ファイルを添付したりできる。
- Memory(記憶):ユーザーの好みを長期的に記憶し、毎回同じ説明をしなくて済む。
- 学習ツール(study buddy):ノートや講義資料、読み物をフラッシュカードや小テスト、学習ガイドに変換する。
🤖 AI 機能の詳細
エンジンは Chromium ベースなので Web サイトとの互換性は問題ありませんが、操作の考え方は従来と異なり、タブ中心ではなくチャット中心です。AI アシスタントはどのタブからでも呼び出せ、現在のページ内容の理解、複数タブにまたがる情報の比較、メールの下書き、ページの要約、閲覧コンテキストに基づく操作を実行できます。
たとえば商品ページを 3 つ開いた状態で「価格とレビューを比べて」と頼めば、コピー&ペーストせずに済みます。長い記事を読んだ後に要約とメモを作らせる、といった使い方も自然です。
🛠️ インストールと使い方
現在のところ macOS 専用で、Apple M1 以降、macOS 14 以上が要件です。The Browser Company の公式サイトからダウンロードし、案内に沿って設定するだけ。一般公開後は招待コード不要で、登録すればすぐ使えます。
なお、正確なダウンロード数は公式には公表されていません。Windows 版を待っている方や、日本国内の環境での使い勝手を知りたい方は、次のセクションを参照してください。
🌍 提供地域と日本からの利用
Dia は現在、米国市場を主な対象としており、一部の情報源では米国中心の提供とされています。日本語を含むローカライズされた UI はまだ用意されていません。日本のユーザーにとっては、インターフェースが英語中心であることと、海外のサービスに依存する機能ではネットワーク環境が影響しうる点が気になるところです。
とはいえ、登録自体は可能で、Pro の支払いも国際決済に対応しています。「会話中心ブラウザー」という発想を試すだけなら英語 UI は大きな壁ではありませんが、ローカライズされた製品としての完成度はまだこれからです。
💰 料金プラン
無料版と Pro 版の 2 段階です。無料版には AI チャット、カスタム Skills、タブメンション、添付、Memory が含まれます。Pro 版は月額 20 ドルで、14 日間の無料トライアル付き。規約の範囲内であれば AI チャットは無制限です。
まず試すなら無料版で十分。AI チャットを日常的に使い倒す人だけ Pro を検討すればよいでしょう。
❓ よくある質問
Windows 版はありますか?
今のところありません。macOS 専用(M1 以降、macOS 14 以上)です。
日本語 UI はありますか?
現時点ではなし。米国中心の提供で、インターフェースは英語が基本です。
無料版と Pro の違いは?
無料版は AI チャット、カスタム Skills、タブメンション、添付、Memory を含みます。Pro は月額 20 ドルで、規約の範囲内で AI チャットが無制限、14 日間の無料トライアル付きです。
セキュリティやプライバシーは?
公式はエンドツーエンド暗号化、サンドボックス化された AI 推論、ローカルでのデータ保存を挙げています。
Arc との関係は?
同じ The Browser Company の製品です。同社は 2025 年 5 月に Arc の積極的開発を停止し、Dia が後継となります。2025 年 9 月には Atlassian による約 6 億 1000 万ドルでの買収が発表されました。

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