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Granola

Granolaは、会議の音声と自分のメモをAIで整理し、議事録作成から要点整理、次のアクションまで支援するAIミーティングノートです。

公式サイト

📌 Granolaとは何か

Granolaは、オンライン会議や対面の打ち合わせを記録し、AIによって実用的な会議ノートへ変換するミーティング支援ツールです。2024年に登場して以来、単純な「自動文字起こしツール」ではなく、人が取ったメモと会議中の会話を組み合わせて、仕事でそのまま使えるノートを作ることを重視してきました。

Granolaの大きな特徴は、ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsなどの会議にAIボットを参加させないことです。パソコンやスマートフォンの音声を利用して会話を文字起こしするため、参加者一覧に「Granola Bot」のような別ユーザーを招待する必要がありません。

会議中は自分で簡単なメモを残しておき、終了後にGranolaが会話の内容と自分のメモを組み合わせて、要点、決定事項、アクション項目などを整理します。AIに最初からすべてを任せるのではなく、「自分のメモをAIが補強する」という考え方がGranolaの基本設計です。

Granola
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🎯 Granolaが一般的なAI議事録ツールと異なる点

AI議事録サービスの多くは、会議にボットを参加させて音声を録音し、そのデータをクラウドへ送って文字起こしします。Granolaはこの方式を採用せず、ユーザーの端末上で会議音声を取得して処理する設計になっています。

この方式には実用上のメリットがあります。会議参加者に「知らないBotが入ってきた」という違和感を与えにくく、Zoom、Google Meet、Teamsなど特定の会議サービスに依存しません。パソコンで再生される音声を扱えるため、通常のオンライン会議だけでなく、対面での会話や音声メモなどにも利用できます。

また、Granolaは「AIが勝手に作った議事録」をそのまま渡すのではなく、自分が残したメモを中心にAIが内容を補完します。会議の中で「ここは重要」「これは後で確認」といった最低限のメモを残しておくと、AIの出力も自分の仕事に合わせやすくなります。

📝 AIによる会議ノートの自動作成

Granolaの中心機能はAI Meeting Notesです。会議中の会話を文字起こしし、自分が入力したメモと組み合わせて、読みやすい会議ノートを作成します。

例えば、営業商談なら顧客の課題、導入時期、予算、競合製品、次回アクションなどを整理できます。社内会議なら決定事項や担当者、期限をまとめるといった使い方ができます。

重要なのは、毎回同じ形式の議事録を作る必要がないことです。自分でテンプレートを作成して、営業商談、採用面接、ユーザーインタビュー、1on1、プロジェクト会議など、用途ごとに出力形式を変えることもできます。

🤖 Granola Chatで過去の会議を質問できる

Granolaでは、作成した会議ノートや文字起こしをAIに質問できます。「先月の顧客との会話で価格について何が話されたか」「このプロジェクトでまだ決まっていないことは何か」といった質問を自然な文章で入力できます。

複数の会議を横断して調べられる点も重要です。1回の会議の議事録を見るだけではなく、複数の顧客インタビューから共通する要望を探したり、複数の営業商談から失注理由を整理したりできます。

Granolaは回答の根拠となる会議内容を確認できる仕組みも用意しているため、「AIがそう言っているから」という状態で終わらず、元の会話を確認しながら判断できます。

📂 Spacesと共有フォルダーによるチーム情報の整理

個人で会議ノートを使うだけでなく、チームで情報を共有するためのSpacesも用意されています。営業、顧客調査、採用、プロジェクト、経営会議など、目的ごとに会議情報をまとめることができます。

例えば営業チームなら「A社の商談」というまとまりに複数回の打ち合わせを保存し、その内容をまとめてAIに質問できます。1回の会議だけを読むのではなく、時間の経過に沿った顧客とのやり取りを追えるため、長期的な案件管理との相性が良い機能です。

🧑‍💼 営業活動での具体的な活用方法

営業担当者にとってGranolaはかなり実用性があります。商談終了後に議事録を手作業で作る必要が減るだけでなく、過去の顧客との会話をまとめて確認できるからです。

例えば「この顧客がこれまでに指摘した問題を時系列で整理して」「競合製品について何を気にしているか」「次回商談までに約束したことを一覧にして」といった質問ができます。

さらにBusinessプランではHubSpot、Attio、Affinity、Slack、Notion、Zapierなどとの連携が利用できます。会議で出た情報をCRMやチームの業務フローにつなげたい場合は、有料プランの価値が分かりやすくなります。

🔬 ユーザーインタビュー・市場調査への活用

GranolaはプロダクトマネージャーやUXリサーチャーにも向いています。ユーザーインタビューを何本も実施すると、1件ずつ議事録を読むだけでは共通点を見つけるのに時間がかかります。

Granolaに複数のインタビューをまとめて分析させれば、「最も多かった不満」「ユーザーが繰り返し求めていた機能」「購入をためらう理由」などを横断的に調べられます。

さらに、その結果をPRDや調査レポートの下書きに変換することもできます。会議記録を保存するだけで終わらず、次の資料作成までつなげられる点がGranolaの強みです。

⚡ Recipesによる会議後の定型作業の自動化

Recipesは、会議後によく行うAI処理をあらかじめ登録しておくための機能です。例えば「営業商談からフォローアップメールを作る」「ユーザーインタビューから要望を抽出する」「会議からPRDの材料を作る」といった処理を定型化できます。

毎回同じプロンプトをコピーして貼り付ける必要がなくなるため、会議数が多い人ほど効果を感じやすい機能です。

Granolaを単なる議事録作成ツールとして使うのではなく、会議後の仕事を減らすために使いたい場合は、Recipesを積極的に設定するとよいでしょう。

📅 会議前のBrief機能で過去の経緯を確認

Granolaは会議が終わった後だけでなく、会議前にも利用できます。カレンダーと連携すると、予定されている会議について過去の関連情報を確認しやすくなります。

例えば同じ顧客との前回の会議内容、参加者、これまでに話した内容などを事前に確認しておけば、「前回何を話したか」を会議直前に検索する手間を減らせます。

会議の記録だけではなく、会議の準備からフォローアップまでを一つの流れにできることが、Granolaを継続利用する理由の一つです。

🔗 ChatGPT・Claude・Cursorなど外部AIとの連携

GranolaはMCPにも対応しており、対応するAIツールからGranolaに保存した会議情報を参照できます。ChatGPT、Claude、Cursorなど、普段使っているAIに会議のコンテキストを渡せるのが特徴です。

例えば「先週の顧客会議を参考にして提案書の構成を作って」といった使い方ができます。AIに会議の文字起こしを毎回コピーして貼り付ける必要がなくなるため、日常業務の中でAIを使う人ほど便利に感じやすいでしょう。

🌍 世界での利用状況と企業導入

Granolaは海外のスタートアップやテクノロジー企業を中心に利用が広がっています。公式サイトでは、Vanta、Gusto、Thumbtack、Asana、Cursor、Lovable、Decagon、Mistral AIなどの企業で利用されていると紹介されています。

2025年には、Granolaが「毎日数百万分の会話を文字起こししている」と公表しました。さらに2026年3月にはシリーズCで1億2,500万ドルを調達し、評価額は15億ドルに達したと発表しています。

導入企業の一例としてVantaでは、公式事例によると年間でユーザー1人あたり260時間以上の削減、組織全体で69%の導入率、会議の可視性61%向上という結果が報告されています。これはGranola自身による導入事例なので、すべての企業で同じ効果が得られるという意味ではありませんが、企業規模で利用されていることを示す材料にはなります。

💻 対応OSと利用できる会議サービス

GranolaはmacOS、Windows、iOSに対応しています。Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなど特定の会議サービスに限定されず、パソコンで行うさまざまなオンライン会議で利用できます。

さらに対面での会話、音声メモ、パソコンで再生している音声なども対象にできます。そのため「オンライン会議専用ツール」というより、「仕事中の会話をAIで整理するためのノート」と考えたほうが実際の使い方に近いでしょう。

⬇️ Granolaのインストール方法

パソコンで使う場合は、Granolaの公式サイトからMacまたはWindows版をダウンロードします。macOSではダウンロードしたDMGファイルを開き、GranolaをApplicationsフォルダーへ移動します。Windowsではインストーラーを起動してセットアップします。

macOS版はmacOS 13以降が必要で、公式ヘルプではmacOS 14.2以降での利用が推奨されています。初回起動後はGoogleまたはMicrosoftアカウントでログインし、カレンダーを接続すると会議の準備を始められます。

スマートフォンから利用する場合はiOSにも対応しています。会議の中心をパソコンに置く人はデスクトップ版、外出先での会話や電話などを記録したい人はモバイル版という使い分けができます。

🚀 初めて使うときの基本手順

まずGranolaをインストールしてGoogleまたはMicrosoftアカウントでログインします。その後、カレンダーを接続して、次のオンライン会議でGranolaを起動します。

会議中は、必要なことだけ自分でメモします。すべてを入力する必要はありません。「顧客が価格を懸念」「来週までに見積もり」「競合A社を比較」といった短いメモだけでも十分です。

会議終了後、Granolaが会話の内容と自分のメモを組み合わせてノートを作成します。生成された内容を確認し、重要な部分を修正したら、必要に応じてチームへ共有します。

💡 Granolaを効果的に使うための実践的なコツ

すべてをAIに任せないことが、意外と重要です。Granolaは自分のメモも参考にしてノートを作るため、会議中に重要だと思ったことを数個だけ書いておくと、後から見返したときに自分にとって必要な情報が残りやすくなります。

また、会議終了後に「要約して」とだけ指示するより、「決定事項、未決事項、担当者、期限、次回確認事項の5項目で整理して」と具体的に指示したほうが、仕事でそのまま使える結果になります。

さらにRecipesを使って、自分の仕事で繰り返している処理をテンプレート化するのがおすすめです。例えば営業なら「商談要約+顧客課題+競合+次回アクション」、採用なら「候補者の強み+懸念点+確認事項」といった形にすると、会議後の作業がかなり安定します。

💰 Granolaの料金プラン

Granolaには無料のBasicプランがあります。料金は1ユーザーあたり月額0ドルで、AIによる会議ノート、AIチャット、共有フォルダー、カスタムテンプレート、多言語対応などが利用できます。

ただしBasicでは会議履歴に制限があり、過去30日間のノートが基本的な利用範囲になります。会議自体は無制限に記録できますが、古いノートを継続的に参照したい人には制約になります。

Business1ユーザーあたり月額14ドルです。無制限の会議履歴、高度なAIモデル、Notion、Slack、HubSpot、Attio、Affinity、Zapierなどとの連携、チーム向けの管理機能などが追加されます。

Enterprise1ユーザーあたり月額35ドルからで、Businessの機能に加えてSSO、SCIM、より細かな管理・セキュリティ機能、優先サポート、利用状況の分析などが利用できます。

料金は変更される可能性があるため、契約時にはGranola公式の料金ページを確認してください。

🆚 無料版とBusiness版はどちらを選ぶべきか

まず試してみたいだけならBasicで十分です。会議を実際に記録して、AIによる要約が自分の仕事に合うかを確認できます。クレジットカードを登録せずに始められる点も試しやすいところです。

一方、毎日のように会議があり、数か月前の商談や会議まで検索したい場合はBusinessを検討したほうがよいでしょう。Granolaの場合、有料化する大きな理由は「会議回数」よりも「過去の情報を長期間使いたいかどうか」にあります。

個人利用でも、営業、経営、採用、コンサルティングなどで大量の会議を行う人ならBusinessの月額14ドルは比較的判断しやすい価格帯です。

🔐 プライバシーと音声データの扱い

Granolaを導入する前に確認しておきたいのが、会議音声と参加者への通知です。Granolaは会議音声をリアルタイムで文字起こしし、音声そのものは処理後に削除すると説明しています。音声や動画を長期間保存する一般的な録画サービスとは設計が異なります。

GranolaはSOC 2 Type 2認証を取得しており、通信中および保存時のデータを暗号化しています。また、ユーザーはAIモデルのトレーニングへの利用をオプトアウトできます。

ただし、これは「どんな会議でも無条件に録音してよい」という意味ではありません。顧客情報、採用面接、医療情報、契約交渉などを扱う場合は、自社の規定や相手側のルールを確認してください。Granola自身も、参加者へ利用していることを知らせることを推奨しています。

⚠️ Granolaでよくある問題と注意点

会話を正確に文字起こしできない:マイクの音質、周囲の雑音、複数人が同時に話す状況などによって文字起こしの品質は変わります。重要な数字、固有名詞、契約条件などは必ず原文を確認してください。

AIの要約が重要な部分を省く:会議中に自分が重要だと思った点を簡単にメモしておくと、この問題をかなり減らせます。Granolaは人間のメモとAIの文字起こしを組み合わせる設計だからです。

無料版で昔の会議を探せない:Basicは履歴へのアクセスが30日間に制限されています。長期間の会議アーカイブとして使う場合はBusiness以上が必要です。

参加者への説明が必要:会議を文字起こしする以上、社内規定や地域の法律、相手企業のルールに従って利用してください。便利だからといって、相手に無断で録音・文字起こしする使い方は避けたほうが安全です。

👥 Granolaが特に向いている人

Granolaは、1日に何度も会議をする経営者、営業担当者、プロダクトマネージャー、UXリサーチャー、採用担当者、コンサルタント、エンジニア、マネージャーなどに向いています。

共通しているのは「会議が多いこと」だけではありません。会議で話した内容を後から使う仕事をしている人ほど、Granolaの価値を感じやすくなります。

逆に、会議がほとんどなく、単純なメモだけを取りたい人にはオーバースペックです。その場合は通常のメモアプリや軽量なAIノートサービスのほうが扱いやすいでしょう。

⚖️ Granolaのメリットとデメリット

メリット:会議にAIボットを参加させなくてよいこと、自分のメモと文字起こしを組み合わせられること、過去の会議をAIで検索・分析できること、営業やユーザー調査など具体的な業務へつなげやすいことが大きな強みです。

デメリット:AIによる文字起こしや要約が100%正確とは限らないこと、会議内容という非常に重要な情報を扱うため社内ルールの確認が必要なこと、長期間の履歴を利用するにはBusiness以上が必要になることです。

また、Granolaの魅力は会議を録音することそのものではありません。大量の会議情報を後から検索し、比較し、次の仕事につなげるところにあります。その使い方をしないのであれば、料金を払ってまで導入するメリットは小さくなります。

🇯🇵 日本のユーザーにおすすめしたい使い方

日本でGranolaを使うなら、まず営業商談や社内会議から始めるのがおすすめです。会議後に議事録を書く時間を減らすだけでも効果を確認しやすいからです。

例えば会議終了後に「今日決まったこと」「誰が何をするか」「期限」「保留事項」の4項目を整理させ、その結果をSlackやNotionなどに共有する流れを作ると、Granolaの使い道がかなり明確になります。

さらに慣れてきたら、過去の顧客会議をまとめて分析して「顧客が繰り返し話している問題」を探したり、採用面接から共通する評価ポイントを抽出したりするなど、単なる議事録作成から一歩進んだ使い方ができます。

🔎 総合評価:会議を「記録」から「仕事のデータ」に変えるツール

Granolaを単なるAI文字起こしツールとして見ると、似たサービスは数多くあります。Granolaが面白いのは、会議で生まれた情報を長期的に蓄積し、AIで検索・分析して、その後の営業、開発、採用、顧客調査などに再利用できる点です。

特に「毎日たくさん会議をする」「以前話した内容を頻繁に探す」「会議後の議事録作成に時間を使っている」という人には、試す価値があります。無料のBasicプランがあるので、まず数回の実際の会議で使ってみて、文字起こしの精度とAIノートの品質を自分の仕事で確認するのが一番確実です。

一方で、重要な会議ほどAIの出力をそのまま信用するのではなく、原文を確認する習慣は残しておくべきです。Granolaは「人間の代わりに会議を理解するツール」というより、人間が会話に集中し、その後の整理と検索をAIに任せるための仕事道具と考えると、実際の使い方に最も近いでしょう。

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