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AI 生産性

Mem

Memは、メモや会議記録、アイデアをAIが整理・検索し、必要な情報やタスクを適切なタイミングで呼び戻してくれるAIノートサービスです。

公式サイト

📌 Memとは

Memは、メモ、会議記録、アイデア、調査資料などを一か所に保存し、AIにそれらの情報を理解させて活用するためのノートサービスです。一般的なメモアプリでは、後から必要な情報を探すためにフォルダやタグを整理する必要がありますが、Memは保存した内容の関連性をAIが把握し、必要な情報を検索・整理してくれる点に特徴があります。

現在のMemは単なる「AI付きメモ帳」ではありません。Mem Workspaceに情報を蓄積し、Mem Chatで過去の内容を質問したり、Mem Agentにタスクやプロジェクトの進捗を追跡させたりできます。公式サイトでは、AIを「自分の知識を覚えておくスタッフ」のように位置付けています。実際に使ってみると、ノートをきれいに分類することよりも、まず情報を放り込んで後からAIに探させるという使い方に向いています。

Mem
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🔎 Memの最大の特徴は「過去の情報をつなげる」こと

Memの面白いところは、単に保存した文章を検索するだけではない点です。例えば過去の会議メモ、顧客とのやり取り、プロジェクトのアイデアなどを蓄積しておくと、それらの情報を関連付けて回答を作成できます。

「先月の打ち合わせで何が決まった?」「このプロジェクトでまだ残っている作業は?」「以前考えていたアイデアをまとめて」といった質問を、過去のノートを一つずつ探さずに自然な文章で尋ねられます。Mem Chatはワークスペース全体から関連するノートを探し、回答や新しい文章の作成まで行えます。

💬 Mem ChatによるAI検索とノート編集

Mem Chatは、Memに保存した情報をAIに質問するための中心的な機能です。通常のキーワード検索とは違い、「去年のプロジェクトで価格について何を決めたか」のように、自然な文章で質問できます。

さらに、既存のノートを開いた状態でChatを使えば、そのノートを文脈としてAIに編集を依頼できます。文章を整理する、箇条書きにする、重要なポイントを抜き出す、新しいプロジェクト計画を作るといった作業を、コピー&ペーストなしで進められます。

ProプランではAIモデルを選択でき、用途に応じて利用するモデルを変更できます。モデル選びに詳しくない場合はAuto設定でも使えるため、最初から細かい設定を覚える必要はありません。

🤖 Mem Agentでタスクとプロジェクトを継続管理

Mem Agentは、現在のMemを理解するうえで重要な機能です。保存されたノートをもとに、タスク、プロジェクト、目標などの状況を把握し、必要なタイミングで関連情報を呼び戻します。

例えば、会議のメモに「来週までにA社から最終見積もりをもらう」と書いておけば、その情報を後から関連する仕事と結び付けて扱えます。単なるメモの保存ではなく、「メモした内容を忘れないための仕組み」として使えるのがMem Agentの特徴です。

ただし、AIがすべての仕事を自動的に完了してくれるわけではありません。重要な締切や契約上の期限については、Memだけに任せず、カレンダーや業務システムなど正式な管理手段と併用するのが安全です。

🎙️ Voice Modeで会議やアイデアをそのまま記録

Voice Modeを使えば、キーボードで文章を入力する代わりに話しながらメモを作成できます。会議内容を録音すると、Memが音声を文字起こしし、内容を整理したノートとして保存します。

この機能は、きれいな文章を書きながら会議を記録するのが苦手な人に向いています。会議中は話の内容に集中し、後からMemに整理させるという使い方ができます。

さらにProではHeads Up Liveと組み合わせて、音声セッション中に過去の関連ノートをリアルタイムで参照することもできます。

👀 Heads Upで関連情報を自動表示

Heads Upは、現在開いているノートや作業内容に関連する過去の情報を表示する機能です。例えば、ある人物との打ち合わせノートを開くと、その人物に関連する過去のメモやプロジェクト、時系列の情報などが表示されます。

これまでの経緯を思い出すために、複数のノートを開いて探し回る必要が減るのがメリットです。特に、同じ顧客やプロジェクトについて長期間仕事をする人ほど便利に感じやすい機能でしょう。

📅 カレンダー連携と会議前の情報整理

MemはGoogle CalendarやOutlook Calendarとの連携にも対応しています。カレンダーの予定をMemに取り込み、会議に関連する情報を確認しやすくできます。

ProのBriefingsでは、会議前に関連する過去の情報をまとめて確認できるため、「前回この人と何を話したか」を直前に探す手間を減らせます。営業、コンサルタント、マネージャーなど、1日に複数の打ち合わせがある人には特に実用的です。

🌐 Web Clipperと外部サービス連携

Web Clipperを使えば、Web上で見つけた記事や参考情報をMemに保存できます。保存した情報は後から他のノートと関連付けて利用できます。

さらにMemは外部サービスとの連携にも対応しています。ProではGmail、Slack、TodoistなどのConnectionを利用でき、外部サービスの情報をMemのコンテキストとして扱えます。また、MCPを利用してClaudeやChatGPTからMemの知識を検索したり、新しいノートを作成したりすることもできます。

📝 Memの基本的な使い方

まずアカウントを作成し、Memにメモを保存します。最初からフォルダやタグを細かく設計する必要はありません。仕事のメモ、アイデア、会議内容、調査した情報などを、その場でどんどん追加していくのがMemの基本的な使い方です。

情報がある程度たまったら、Mem Chatに質問してみます。「先週の会議で決まったことをまとめて」「最近の顧客関連のメモを整理して」「このプロジェクトの未完了タスクを教えて」といった質問ができます。

Memを使い始めたばかりの段階で「完璧な第二の脳を作ろう」と考える必要はありません。むしろ、メモを分類する作業そのものを減らすことがMemのメリットです。

💡 Memを仕事で使うときの実践的なコツ

おすすめは、会議終了後に議事録をきれいに作り直すのではなく、会議中のメモをそのままMemに残す方法です。その後、「決定事項」「担当者」「期限」「次回確認事項」に整理するようAIへ指示します。

営業活動にも使えます。顧客との会話、提案内容、過去の課題、次回アクションなどをMemに蓄積しておけば、次回の商談前に関連情報をまとめて確認できます。

もう一つ重要なのは、質問を具体的にすることです。「この顧客について教えて」よりも、「この顧客との過去3回の打ち合わせで出た課題と、まだ対応していない項目を整理して」のように聞いたほうが、欲しい結果に近づきます。

💻 対応環境とインストール方法

MemはWebブラウザから利用できるほか、Mac、Windows、iOSなどに対応しています。デスクトップアプリでは、作業中にMemをすぐ呼び出せるため、思いついたことをその場で記録する使い方ができます。

基本的には公式サイトからアカウントを作成して利用を開始すればよく、複雑なサーバー設定やソフトウェア開発環境は必要ありません。スマートフォンではアプリをインストールして利用できます。

💰 Memの料金プラン

Memには無料プランがあります。2026年9月時点の公式料金では、無料プランは月額0ドルです。無料プランでは、Memへのメッセージ25回、新規ノート25件/月、最大15件のオープンタスク・プロジェクト、Voice Mode 3時間などが利用できます。

Mem Plusは月額9ドルで、Memへのメッセージ50回、新規ノート50件/月、最大25件のオープンタスク・プロジェクト、Voice Mode 10時間などが利用できます。

Mem Proは月額29ドルで、Memへのメッセージ100回、新規ノート100件/月、最大50件のオープンタスク・プロジェクト、カスタムルーティン1件、外部Connection 1件、Voice Mode 25時間などが含まれます。

さらに利用量に応じて、Pro 2×が49ドル、Pro 5×が99ドル、Pro 10×が149ドル、Pro 20×が199ドルという大容量プランも用意されています。料金や利用上限は変更される可能性があるため、契約前には公式料金ページを確認してください。

🔄 無料版と有料版の違い

Memを試してみるだけなら無料プランでも十分です。まずはメモを保存して、過去の情報をAIに検索させるという基本的な使い方を確認できます。

一方、Memを仕事の中心的な情報管理ツールとして使うならProのほうが向いています。Custom Routines、外部サービスとのConnection、より多いメッセージ数やノート数、Voice Modeの利用枠などが追加されるためです。

特にMemの価値を感じやすいのは、「大量の情報を保存すること」よりも「保存した情報を後からAIに使わせること」です。その部分を本格的に使いたいかどうかで、有料プランにするか判断するとよいでしょう。

👥 Memが向いているユーザー

Memは、経営者、フリーランス、コンサルタント、営業担当者、マネージャー、研究者、コンテンツ制作者など、日々さまざまな情報を扱う人に向いています。

特に「メモはたくさんあるが、後から見つけられない」という人には相性が良いでしょう。逆に、ほとんどメモを取らない人や、単純なToDoリストだけが必要な人にとっては、Memの機能を持て余す可能性があります。

⚠️ 使用中によくある問題

AIが期待した情報を見つけられない:保存した情報が少ない段階では、Memの強みを十分に感じられません。ある程度の会議記録、メモ、資料などを継続的に蓄積することで、関連情報を探す能力を活かしやすくなります。

AIの回答が完全に正しいとは限らない:Memは保存された情報をもとに回答しますが、AIによる解釈や要約に誤りが入る可能性はあります。契約条件、金額、重要な顧客情報などは、回答だけで判断せず元のノートを確認してください。

情報を入れすぎて管理できなくなる:Memは整理をAIに任せやすい設計ですが、すべてを無条件に保存すればよいわけではありません。不要な情報や重複したメモが増えすぎると、後から必要な情報を判断しにくくなります。

料金上限に達する:各プランにはメッセージ数、新規ノート数、Voice Modeなどの月間上限があります。利用量が多い場合は、契約プランの上限を事前に確認しておく必要があります。

🔐 セキュリティとプライバシー

Memでは保存データを保護するため、保存時にはAES-256、通信時にはTLSによる暗号化が使われています。一方で、AI機能を提供するためにMemがデータを処理する必要があり、エンドツーエンド暗号化ではありません。

また、公式サイトではユーザーデータを販売したり、広告配信のためにマイニングしたりしないと説明しています。とはいえ、会社の機密情報や顧客の個人情報を保存する場合は、自社の情報セキュリティポリシーとMemの最新の利用規約・プライバシーポリシーを確認してから利用するのが安全です。

📤 データのエクスポート

Memに保存したノートはMarkdown形式でワンクリックエクスポートできます。AIノートサービスに長期間データを預けることに不安がある人にとって、データを書き出せることは重要なポイントです。

特定のサービスに情報を完全に閉じ込めたくない場合は、定期的にバックアップを取っておくと安心です。

⚖️ Memのメリットと注意点

メリット:メモを細かく分類しなくても使いやすいこと、過去のノートを自然な文章で検索できること、AIが複数の情報を関連付けて回答できること、音声入力や会議記録にも対応していることが大きな利点です。さらに、Agentによるタスク管理や外部サービスとの連携まで利用できます。

注意点:Memの価値は、ある程度の情報を継続的に蓄積して初めて実感しやすくなります。また、AIが過去の情報を正しく解釈するとは限らないため、重要な判断を完全に任せるのはおすすめできません。月額29ドルのProも、単純なメモアプリとして考えると安いとは言えません。

🇯🇵 日本のユーザーにおすすめの使い方

日本でMemを使うなら、まずは「仕事の記録を全部入れて、後からAIに探させる」という方法を試すのがおすすめです。例えば、営業なら顧客との商談メモ、社内会議、商品情報、提案内容、次回アクションなどを保存します。

そのうえで「A社について過去に話した内容を時系列で整理して」「今週対応が必要な案件を一覧にして」「先月の会議から決まったことだけ抜き出して」と質問します。こうした使い方なら、Memを単なるノートアプリとして使うよりも価値が分かりやすくなります。

Memは「きれいなノートを作るためのアプリ」というより、「自分が日々残した情報をAIに覚えさせ、必要なときに仕事へ戻してもらうためのツール」と考えると分かりやすいでしょう。情報を整理する時間そのものを減らしたい人には、一度試す価値があります。

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