Continueは、VS CodeやJetBrains IDEなどから利用できるオープンソースのAIコーディングエージェントです。コードの生成、編集、補完、質問、プロジェクト理解、AI Agentによる複数ステップの開発作業などに対応してきました。特に、利用するAIモデルや開発ルールを自分で細かく設定できる自由度が大きな特徴です。

01Continueとは?開発会社・登場時期・製品の位置付け
Continueは、米国のContinue Devによって開発されたオープンソースのAIコーディングプロジェクトです。2023年から開発が進められ、VS Code拡張やJetBrainsプラグインを中心に、AIを開発環境へ組み込むためのツールとして知られるようになりました。
Continueは、ChatGPTやClaudeのような一般ユーザー向けAIチャットサービスとは性格が違います。開発者が普段使っているコードエディターにAIを組み込み、コードベース、プロンプト、ルール、AIモデルなどを組み合わせて、自分に合った開発環境を作るためのツールです。
ただし、2026年時点では重要な注意点があります。現在のContinue公式GitHubリポジトリには「no longer actively maintained」「read-only」と明記されており、2.0.0を最終リリースとして案内しています。また、JetBrainsプラグインよりContinue CLIの利用を推奨しています。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
さらにContinueの公式GitHub組織ページには「Acquired by Cursor」と表示されています。そのため、現在のContinueを紹介する際は、過去の機能だけでなく、プロジェクトの現在の状態まで含めて評価する必要があります。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
02Continueの主な機能
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💬 AI Chat
IDE内でAIにコードについて質問できます。関数の説明、エラーの原因調査、設計相談、コードレビューなど、開発中に発生する疑問をその場で確認できます。
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⚡ Autocomplete
コードを書いている途中にAIが次のコードを予測して候補を表示します。繰り返し入力する処理や定型的なコードを短時間で作成できます。
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✏️ Edit
現在のコードを自然言語で変更できます。「この関数をTypeScript向けに変更する」「エラーハンドリングを追加する」といった指示が可能です。
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🤖 Agent
AIに複数ステップの開発作業を任せる機能です。ファイルの確認、コード変更、ファイル作成、ターミナル操作などを組み合わせて作業できます。
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📋 Plan
大きなコード変更をする前に、プロジェクトを調査して実装方針を整理できます。いきなりコードを書き換えたくない場合に便利です。
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🧠 コードベース理解
現在のファイルだけではなく、プロジェクト内の関連コードをコンテキストとして利用し、より実際の開発環境に近い回答を得ることができます。
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🔌 複数AIモデル対応
OpenAI、Anthropic、Google Gemini、DeepSeek、Ollamaなど、複数のAIモデルやプロバイダーを組み合わせて利用できる設計になっています。
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⚙️ カスタム設定
AIモデルだけでなく、プロンプト、ルール、コンテキスト、ツールなどを設定し、自分の開発スタイルに合わせてAI環境を構築できます。
03Continueの最大の特徴・他のAIコーディングツールとの違い
Continueを評価するとき、単純に「コード生成の精度が一番高いか」で比較するのは適切ではありません。Continueの本当の特徴は、AIモデルや開発環境を自分で組み立てられる自由度にあります。
1. AIモデルを自由に選びやすい
特定のAIモデルだけに依存するのではなく、用途に応じて異なるモデルを組み合わせられます。高速なモデルをコード補完に使い、高性能モデルを複雑なAgent作業に使うといった構成も可能です。
2. ローカルAIとの相性が良い
Ollamaなどを利用してローカルで動作するAIモデルと組み合わせることができます。クラウドAPIにすべてのコードを送信したくない開発者にとっては、選択肢が広いことがメリットです。
3. AI Agentを開発環境に組み込める
Continueは単純なコード補完だけでなく、AI Agentによる複数ステップの開発作業を想定して設計されました。
4. オープンソース
Apache 2.0ライセンスで公開されているため、ソースコードを確認したり、仕組みを研究したりできる点も特徴です。
ただし、自由度が高いことは必ずしも初心者にとってメリットではありません。モデル、APIキー、設定、コンテキストなどを自分で調整する場面があるため、「インストールしてすぐAIに全部任せたい」というユーザーには、CursorやGitHub Copilotのほうが分かりやすいでしょう。
04Continueの実際の使用シーン
| 用途 | おすすめ度 | 具体的な使い方 |
|---|---|---|
| プログラミング | ★★★★★ | コード生成、修正、リファクタリング、デバッグ |
| Web開発 | ★★★★★ | React、Vue、JavaScript、TypeScript、HTML、CSSなど |
| Python開発 | ★★★★★ | コード生成、エラー解析、テスト作成、データ処理 |
| コードレビュー | ★★★★☆ | バグ、可読性、設計、セキュリティ上の問題をチェック |
| テスト作成 | ★★★★★ | 既存コードを分析してユニットテストなどを作成 |
| 技術ドキュメント | ★★★☆☆ | README、コードコメント、APIドキュメントなどを作成 |
| マーケティング | ★☆☆☆☆ | 一般的なマーケティング業務のためだけに導入する必要性は低い |
| デザイン | ★☆☆☆☆ | 画像生成やグラフィックデザインを目的とするツールではない |
Continueは「何でもできる生成AI」ではありません。実際にはソフトウェア開発にかなり特化したAIツールです。
05Continueの使い方:インストールから実際の開発まで
Step 1:VS Codeなどの開発環境を用意する
Continueは主にコードを書く環境の中で利用します。VS Code拡張として利用でき、JetBrains向けプラグインも提供されてきました。現在の公式READMEでは、Continue CLIの利用が推奨されています。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
Step 2:Continueをインストールする
VS Codeでは拡張機能としてContinueを導入できます。現在のVS Code Marketplaceでは、Agent、Chat、Edit、Autocompleteといった主要機能が案内されています。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
Step 3:AIモデルを設定する
Continueの大きな特徴は、ここで使用するAIモデルを選択できることです。クラウド型AIだけでなく、Ollamaなどを利用したローカルモデルも選択肢になります。
Step 4:プロジェクトを開く
まずChat機能を使い、AIに現在のコードを説明させるところから始めると分かりやすいでしょう。
「このプロジェクトの認証処理がどこに実装されているか調べてください。関連するファイルを一覧にして、それぞれの役割を説明してください。」
Step 5:Planで実装方針を確認する
複雑な変更では、いきなりAgentに作業させるより、まずコードベースを調査させて実装方針を確認するほうが安全です。
Step 6:Agentに実装を依頼する
方針を確認したら、Agentに具体的なタスクを依頼します。複数ファイルの編集やコマンド実行などを組み合わせて作業できます。
Step 7:コードとテストを確認する
AIが作ったコードをそのまま本番環境へ入れるのはおすすめしません。Gitの差分を確認し、テストを実行してからコミットするのが基本です。
06Continueを上手に使うためのプロンプト
AIコーディングでは、単に「この機能を作って」と書くより、目的・対象・制約・完成条件を指定したほうが結果が安定します。
あまり良くない指示
実務向けの指示
「現在の認証処理とデータベース構造を確認してください。既存APIの仕様は変更しないでください。メールアドレスとパスワードによるログイン処理を追加し、入力値のバリデーション、認証失敗時のエラー処理、ユニットテストまで実装してください。まず変更対象となるファイルと実装方針を提示してください。確認後にコードを変更してください。」
実際に役立つ5つのコツ
- 変更範囲を指定する:触ってよいファイルやディレクトリを明確にする。
- 変更禁止事項を書く:DB、API、既存UIなど、変更してほしくない部分を明記する。
- 先に調査させる:大きな変更では最初からコードを書かせない。
- テストまで依頼する:実装だけで終わらせず、テストまでセットにする。
- モデルを用途別に使い分ける:補完には高速モデル、複雑な作業には高性能モデルを使う。
07インストール方法と対応環境
| 環境 | 対応状況 | 利用方法 |
|---|---|---|
| Windows | ○ | VS Codeなどの開発環境、またはCLIから利用 |
| macOS | ○ | VS Code、JetBrains、CLIなどから利用 |
| Linux | ○ | VS Code、JetBrains、CLIなどから利用 |
| VS Code | ○ | Continue拡張を導入 |
| JetBrains IDE | ○ | Continueプラグインを利用可能。ただし現在はCLIが推奨されています |
| CLI | ○ | ターミナルからContinueを利用 |
| iPhone / iPad | × | スマートフォン向けAIアプリではない |
| Android | × | Androidスマートフォン向けアプリではない |
| 一般的なブラウザ | × | ブラウザ上のAIチャットサービスではない |
Continueの基本的な利用方法は、Webブラウザを開いてチャットすることではありません。開発者が普段使っているIDEやターミナルにAI機能を組み込んで使うタイプのツールです。
08料金:無料版・Pro・Enterprise
Continueは一般的なAIサービスのように「無料版・Pro版・Enterprise版」という単純な料金体系ではありません。オープンソースのContinue本体は無料で利用できます。
| 項目 | 料金・特徴 |
|---|---|
| Continue本体 | 無料。オープンソースとして公開 |
| Pro | 一般的な月額Proプランを前提とした製品ではない |
| Enterprise | 一般的なEnterpriseサブスクリプションとして単純比較できる現在の製品ではない |
| クラウドAIモデル | 利用するOpenAI、Anthropic、GoogleなどのAPI料金が発生する場合がある |
| ローカルAI | Ollamaなどを使えばAPI料金を抑えられるが、PC側の性能が必要 |
つまり、Continue自体が無料でも、接続するAIモデルによって実際の利用コストは変わります。ここは「無料AIコーディングツール」と単純に紹介しないほうが正確です。
09Continueが向いている人
- プログラマー:コード生成、編集、デバッグなど日常的な開発作業に使いたい人。
- AIエンジニア:AIモデルやAgentの構成を自分で調整したい人。
- オープンソース開発者:ブラックボックス型サービスより仕組みを確認したい人。
- ローカルAIユーザー:OllamaなどのローカルLLMを開発環境で使いたい人。
- 学生:コードの説明やエラー解析を通してプログラミングを学びたい人。
一方、マーケティング、営業、ライティング、画像デザインなどを主目的とする人にはおすすめしません。Continueを導入するより、用途に特化したAIサービスを使ったほうが早いでしょう。
10世界での利用状況・ユーザー規模
Continueは一般的なSaaSのように、現在の登録ユーザー数や月間アクティブユーザー数を継続的に公開しているサービスではありません。そのため、現在のユーザー数を推測して掲載するのは避けたほうがよいでしょう。
一方、GitHubではContinueのリポジトリが大きな開発者コミュニティを形成してきたことを確認できます。2026年9月時点で、公式リポジトリには約3.6万スター、5,000件を超えるフォークがあります。:contentReference[oaicite:5]{index=5}
VS Code MarketplaceにもContinueの拡張機能が掲載され、Chat、Edit、Autocomplete、Agentなどの機能が提供されています。つまり、Continueは一時的な実験的AIツールというより、AIコーディング分野で一定の知名度を築いたオープンソースプロジェクトだったと評価できます。:contentReference[oaicite:6]{index=6}
ただし、GitHubのスター数やMarketplaceのインストール数は「現在のアクティブユーザー数」ではありません。SEO記事ではこの2つを混同せず、「累計インストール」「GitHubスター」「アクティブユーザー」を別の指標として扱うことが重要です。
11Continueのメリット
- オープンソース:コードを確認でき、自分で仕組みを理解しやすい。
- モデルの自由度が高い:複数のAIモデルを用途に合わせて使える。
- ローカルAIに対応:Ollamaなどと組み合わせてクラウド依存を減らせる。
- Agent機能:単純なコード補完を超えて、複数ステップの作業を自動化できる。
- IDEとの統合:開発環境を離れずにAIを利用できる。
12Continueのデメリット
- 現在の保守状況に注意:公式リポジトリは現在「actively maintainedではない」と明記されています。
- 初心者には設定が難しい:モデルやAPIなどを自分で設定する必要があります。
- モデルによって結果が変わる:ContinueそのものがAIモデルの性能を保証するものではありません。
- 長期的な新規導入には慎重さが必要:今後の開発環境として採用する場合は、後継プロジェクトや現在のCLIの状況まで確認したほうが安全です。
特に最後の点は、2026年にContinueを紹介する記事では外せません。機能だけを見れば魅力的ですが、ソフトウェア開発ツールは「今使えるか」だけでなく「半年後、1年後も安心して使えるか」まで考える必要があります。
13Continueと他のAIコーディングツールを比較
| 項目 | Continue | GitHub Copilot | Cursor | Claude Code |
|---|---|---|---|---|
| 主な位置付け | オープンソースAIコーディングエージェント | AIコーディングアシスタント | AI中心のコードエディター | ターミナル中心のAIコーディングエージェント |
| モデル選択 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
| ローカルAI | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
| Agent機能 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 導入の簡単さ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| カスタマイズ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 初心者向け | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 料金の考え方 | 本体無料+利用モデルによる費用 | サブスクリプション中心 | サブスクリプション中心 | プラン・利用量による |
ざっくり言えば、簡単に使いたいならGitHub Copilot、AI中心の開発環境ならCursor、ターミナル中心ならClaude Code、AI開発環境を自分で細かく組みたいならContinueという違いがあります。
ただし、Continueについては2026年現在の保守状況を必ず考慮してください。機能面だけでCursorやCopilotと比較すると、現在の製品状況を正しく伝えられません。
14Continueを使うなら、こんな使い方がおすすめ
Continueを試す場合、最初から大規模な開発作業をAI Agentに丸投げする必要はありません。
- まずChatで既存コードを説明させる。
- Autocompleteで普段のコード入力を補助させる。
- Editで小さなコード変更を試す。
- 複雑な作業ではPlanを使って実装方針を確認する。
- 問題がなければAgentに実装を任せる。
- Gitの差分とテスト結果を確認してからコミットする。
この順番なら、AIがコードを壊してしまうリスクを抑えながら、Continueのメリットを確認できます。
特にローカルAIを試したい人は、最初から高性能モデルを無理に動かす必要はありません。PCのメモリやGPU性能を考えながら、小さなタスクから試すほうが現実的です。
15Continueは今から使う価値がある?
結論:ContinueはAIコーディングの歴史を理解したり、オープンソースのAI開発環境を研究したりするには面白いツールですが、2026年9月時点で新規ユーザーに積極的におすすめするなら注意が必要です。
理由は機能ではありません。ContinueにはChat、Autocomplete、Edit、Agent、複数AIモデル、ローカルAIなど、現在のAIコーディングツールで重要になっている機能がそろっています。
問題はプロジェクトの現在地です。公式GitHubリポジトリは「actively maintainedではない」「read-only」と明記され、2.0.0を最終リリースとしています。また公式組織ページではContinueがCursorに買収されたことが示されています。:contentReference[oaicite:7]{index=7}
今でも試す価値がある人
- オープンソースAIコーディングツールを研究したい人
- ローカルLLMを開発環境で使いたい人
- AIモデルを自分で選びたい開発者
- AI Agentの仕組みを学びたいエンジニア
- すでにContinueを利用していて現在の環境を継続したい人
新規導入を慎重に考えたい人
- 企業の長期的な開発基盤として採用したい人
- 数年間使い続けるAI開発環境を探している企業
- 設定に時間をかけたくない人
- 常に最新機能とサポートを受けたい人
Continueの最大の価値は、AIにコードを書かせることそのものではありません。どのモデルを使うか、どのコードをAIに見せるか、どのルールで動かすか、どこまでAgentに任せるかを開発者自身が設計できることにあります。
その意味では、Continueは単なるAIコード補完ツールではなく、AIを開発環境に組み込むためのオープンソース基盤として非常に興味深い存在でした。
ただし、現在から新しく導入する場合は話が変わります。機能の多さだけで判断するのではなく、プロジェクトの保守状況、Cursorへの買収、後継となるプロジェクトやCLIの動向まで確認したうえで選ぶべきです。
「AIコーディングを試したいだけ」なら、現在はGitHub CopilotやCursorなどの現行サービスを先に検討するほうが無難です。一方、「オープンソースAI開発ツールの仕組みを理解したい」「ローカルAIやモデル選択を自分でコントロールしたい」という目的なら、Continueは今でも学ぶ価値があります。

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